■ プロポリスの抽出法
プロポリスには多くの成分が含まれますが、採取されたままでは雑多なものを含んでいてそのまま摂取することはできません。
採取されたプロポリスは、選別・冷凍乾燥・粉砕の過程を経た後、いくつかの方法によって抽出され、製品となります。
抽出とは、多成分からできている物質(混合物)から、目的成分のみを溶かし出して得る方法のことで、この抽出法によって同じプロポリスでも全く違った成分や濃度が出てくることになります。
【アルコール抽出法】
プロポリスの塊を食用アルコールに入れて攪拌し、含まれる成分を抽出するものです。
製造が簡単で、殆どの成分を含んだ清潔なエキスが得られるため、古くからこの手法が最も広く採用されています。
プラジルプロポリスのインペリアルプロポリスもこの手法で抽出しています。
【水抽出法】
アルコールのかわりに水を使い、水溶性成分を抽出する方法です。
特有の臭いが少ないことから食品や化粧品などに広く採用されています。
しかし、プロポリス自体が油性成分を多く含むため、抽出される成分は少なく、プラボノイドは脂溶性なのでほとんど抽出できません。
【ミセル化抽出法】
アルコール抽出と水抽出の両方の性質を活用したものです。
これはアルコール抽出した溶液にグリセリンなどの乳化剤を加えることによって、その粒子が水に混ざり込む状態を作り出しています。
アルコールと水から溶け出す両方の成分が得られますが、乳化剤を入れることによって純粋なプロポリスでなくなるという欠点があります。
【超臨界抽出法】
二酸化炭素を「超臨界流体状態」にすることによってその溶解能力を高め、プロポリスの成分を通常よりも多く抽出するものです。
テルペノイドなども大量に抽出できるため、複数の日本の企業もこの手法を採用しています。
【醗酵法】
アガリクスやマイタケ菌などを利用してプロポリス成分を醗酵させる手法です。
まだあまりこの手法は使われていませんが、製法が安定すれば製造量も飛躍的に増大させることも可能なため、将来この方法が多く採用される可能性もあります。
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